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天津について


    天津市は中国中央政府の4大直轄都市のひとつ (他は、北京、上海、重慶) であり、中国渤海湾に国際港を持ち、華北地方の経済・貿易の中心地である。人口は、1,364.83万人(2025年現在)で、世界で5番目に人口の多い都市である。


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天津之眼


 郊外には、万里の長城など景色の美しい所もあり、産物が豊富である。また、地方色豊かな文化 (天津泥人張、年画等) を持ち、地方的な風習も残っている。歴史的な遺跡もあり、観光都市として整備されつつある。そして、華北第一の国際港都市として現在も発展し続けている。


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万里の長城      古文化街→    


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泥人張     楊柳青年画


1.天津の地理的な位置


 天津市は北緯38度34分、東経116度42分の位置にある。中国の華北平原の東北部に位置する。市の西北部に燕山が聳え立ち、東南部は渤海に接している。面積の95%が華北平原で、残りの5%は低い山地と丘陵である。地形は西北から東北にかけて次第に低くなっていて、塵取り形の傾斜地になっている。南運河、北運河、子牙河、大清河、永定河の5つの支流が、天津郊外で合流し、全長72㎞の海河となり、市内を通り渤海湾に流れている。


 天津市は南北の長さが186㎞、東西の広さが101㎞である。周囲との境界線の長さが900㎞もある。それに海岸線の長さが約133㎞ある。総面積が11.305平方キロメートル   (ほぼ秋田県と同じ) である。現在、13の市街地と5つの県 (薊県、武清県、静海県、宝坻県、寧河県) からなる。
    天津市は北京市の東南120キロの所に位置し、天津、塘沽、新港の3つの港を持ち、中国の首都北京の玄関口になっている。天津と北京間は、鉄道や高速道路によって結ばれている。

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2.天津の地形


 天津市は、古代は果てしない大海であった。最初に大陸となったのが、薊県あたりの燕山山脈である。地層が強烈に動き出したため、約19.5億年前に山脈が高く持ち上がり、海水が去り、後に隆起と沈没が繰り返してできた。今から7500年前の新石器時代に、ある強烈な陸地の沈没を経て、現在の天津地域北部、西部の陸地が形成されたのである。


 この時期に古黄河が3回にわたり北に移動し、天津辺りで海に流れ込んでいた。この古黄河についての最初の記載は、3500年前の夏・商時代であり、最後の一回は掴卜純煕11年である。古黄河には大量の泥砂が含まれており、天津から海に流れ込んでいた。このため天津地域に沖積平原の形成に大きな役割を果たした。


 漢・唐の時代に、海河が軍糧城辺りで海に流れ込み、天津周辺の平原が基本的に形成された。


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3.天津の歴史


 天津市の原住人については、最も早期に薊県の南麓に集落が出現したと考えられている。現在の薊県、宝坻県、北辰区でそれぞれ新石器時代の遺跡が発見されている。
    1977年に武清県高村郷蘭城村近くで東漢初期頃の墓が発掘され、1982年に静海県東眠頭村で東漢晩期の三つの墓が発掘された。また、天津地域内で三つの古城も発見されている。
    天津市は隋王朝の大運河開通と共に形成された。608年に隋の帝が160万人を徴集し、運河の整備に当たらせ南北運河の水路の交通が開けた。海河、黄河、長江を結び付け天津が南北水陸運送の港になった。1213年前後に、金王朝が三岔河口で直沽村落を設置した。これが天津市の始まりとなった。元王朝時は海津鎮と名を改めた。正式に「天津」と命名したのは明王朝になってからである。


 明王朝の太祖朱元璋が都を南京にし四番目の皇太子を燕王に立て北京を守備させた。洪武31年 (紀元1398年) 朱元が病死し、その孫に帝位を継がせたため燕王が反乱を起こした。彼は“靖難の役”という戦争を起こし、兵隊を率いて北運河に沿って南に下り直沽を渡り、昼夜に関わらず軍隊を走らせた。


 1402年、南京を征服し覇権を奪い取ったその時から都を北京にした。天津と言う名は、当時燕王が兵を率い“直沽を渡り”南下する際に授けてくれた名である。近年に出土した『三官廟碑を修理し直すこと記す』の碑文には成祖文皇帝が天津という名を授けたことを記載している。


 1404年「天子の津」であったことを記念して「天津衛」(天子の渡し場という意味の軍事基地) が設けられた。これが天津の名のはじめである。「衛」とは明代において、5600人規模の軍隊編成をさす。それだけの規模の軍隊が駐屯する城がこの地に築かれ「衛」は天津の略称にもなった。また、天津は北京に至る重要な門戸であったことから、別名「津門」とも呼ばれた。明、清両代南方からの物資輸送はもっぱら大運河が利用され、天津は商業都市として繁栄した。


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 近代天津は、北京の外港として国際的にも重要な地位を占めるにいたった。アロー戦争後に結ばれた北京条約 (1860年) によって、天津は開港を余儀なくされた。英・米・仏・独・日本が次々と租界を獲得した。義和団事変後ロシア・ベルギー・イタリア・オーストラリアも租界を獲得した。一地域に9カ国の租界が存在したのは天津だけであった。また中国の近代化をめざした洋務運動の中心の一つとなり、北洋学堂、天津機器局などが19世紀末創設された。

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北洋学堂     五大道


教堂1.jpg

安里甘教堂


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 1949年、中華人民共和国の成立により租界は完全に消滅した。同時に天津は、中央直轄都市となる。建国後、新港の建設や水利工事が行われた。1976年に発生した唐山地震では大被害を受け、市街地の67%の住宅が被災した。その後住宅 建設と都市計画に力を入れ、84年には沿岸開放都市に指定され、塘沽区には経済技術開発区が建設されている。



4.天津の文化、宗教、習慣


 天津市には約1300万人が住み、民族は漢民族、回民族、朝鮮族、満州族、蒙古族、チワン族等の民族がくらしている。そのうち漢民族が大半を占めている。回民族は清真寺を中心として住んでいる。イスラム料理の店も多くあり戒律を守って生活している。


 市内には仏教の大悲院や、キリスト教の老西開教堂、古くから信仰されてきた海運の守り神が祀られた天后宮など多くの宗教建築があり、観光名所にもなっている。宗教的な制約はほとんどないが、儒教的、道教的な習わしを大切にする人が多くおり、生活の中に根付いている。


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大悲院     老西開教堂


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天后宮


 天津の人たちはおおらかで日本人に好意的な人が多い。新しいものが好きで、積極的に新しい技術を取り入れている。デジタル技術の進化のスピードなどは目を見張るものがある。


 水上公園の近くに周恩来記念館が1998年に開館し中国の近代化の歴史を参観することができる。


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周恩来記念館


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5.天津の経済


 天津市の主要経済基幹産業には、サービス業、装備製造業、自動車産業、石油化学産業などがあります。

 サービス業には特に金融業、情報通信・ソフトウェア・情報技術サービス業、リース・ビジネスサービス業などの近代的サービス業が良好に発展し、サービス業発展の中核的力となっています。

 装備製造業は天津工業の重要な構成部分で、スマート製造装備、軌道交通装備などのハイテク分野を主導とする産業構造を形成し、天鍛プレス機、新松ロボットなどの主要企業を擁しています。

 自動車産業は天津市の伝統的な優位産業の一つで、2025年上半期には一汽トヨタの新能源工場が多車種混流生産を実現し、電動化車種生産台数は前年比41.4%増加、新能源自動車の発展計画では2025年までに生産比率30%達成が明確化されています。


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天津·TOYOTA


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天津·DENSO


 航空宇宙産業は天津が重点的に発展させる戦略的新興産業の一つであり、「三機一箭一星一站」(大型飛行機、ヘリコプター、無人機、ロケット、衛星、宇宙ステーション)を代表とする産業構造が形成されています。2024年には航空宇宙産業チェーンの付加価値が著しく増加し、2025年上半年には同産業は良好な発展勢いを維持しています。


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エアバスA320天津組立ライン


 天津市渤海灣沿岸の海河入海口に位置する天津港は、中国北部最大の総合的かつ重要な対外貿易国際的なハブ港である。国家にとって重要な戦略資源であり、京津冀の海上玄関口として、2024年のコンテナスループットは現在の世界トップレベル8位に達した。また、「一帯一路」の海陸交差点であり、中モンゴル・ロシア等の新欧亜大陸橋経済回廊の重要な節点でもある。世界最高水準の人工深水大港で、埠頭の等級は30万トン級、航路の水深はマイナス22メートル、各種の埠頭は213個あり、主に北疆、東疆、南疆、大沽口、高沙嶺、大港の6つの港区から構成されています。天津港は、世界の180か国・地域の500以上の港と貿易往来を行い、国内では京津冀地域および中西部地域の14の省・市・自治区を放射状にカバーし、腹地の面積は約500万平方キロメートルです。


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天津港が世界初の完全なインターネット・オブ・シングス(IoT)対応コンテナターミナルを発表


 市内では商業機能が高まり大手デパート、スーパーが建てられショッピングの環境が整えられている。日本の企業もたくさんあり、3000人を越す日本人が生活している。



6.天津の言語


 言語は一般的に北京語に近い。天津の人々は、天津訛り(特にアクセントが異なる)があり、簡略化して話すことが多い。



7.天津の気候、風土


①気候、風土

 天津は温暖、大陸の季節風型気候であり、四季がはっきりしているが、雨は年間通じて少ない。


 薊県の山林地域を除けば、年間の平均気温が11℃以上である。一番寒い月の気温が-4℃から-10℃である。一番暑い月の平均気温が36℃前後である。1月と7月の温度差が40℃前後である。天津の春は短く50日間位であり、夏が100日間位ある。秋は55日間位であり、冬が最も長く160日間位である。


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薊県·盤山


 天津の風の向きは季節によって変わる。春と秋には主に西南からであり、夏は主に東南から、或いは南風である。冬は西北、或いは偏西風である。無霜期が平均して204日間である。年間の日照時間が平均して2600から2800時間である。


②上記に伴う医療・生活必需品

■ 衣料について
 夏は大変暑く日本の夏の生活と変わりがない。湿度が低くベタベタした感じはしない。衣類は、日本と同じもので良いと思われる。


 冬はマイナスの気温である日が多く、外出のときは手袋、帽子、下着の重ね着、厚手のコートが必要である。日本の暖かい地方から来津する場合には、こちらで防寒衣類を購入するようになると思われる。


■ 生活必需品
 天津においては季節にあった衣料品、生活必需品は豊富であり、最近はデザインのよいものやメーカー品が日本より安く購入することができるようになった。ブランドにこだわらなければ、不自由することはない。


天津生活情報


1. 食生活


(1) 天津の食糧事情及び食料店の営業日・時間


 天津の食料事情は大変良好です。食材に関しては日本より豊富です。近郊農家ではハウス栽培も行われ、冬の時期においても新鮮な野菜が食べられるようになりました。果物も豊富で地元産も多くあります。パイナップル、マンゴ、イチゴ、ライチ、桃など季節の果物も豊富に出まわります。最近は南の果物も多く入ってくるようになり、珍しい果物も店頭に並んでいます。


 市内には、外国のスーパーが何軒もあり、無農薬野菜・有機栽培野菜など、衛生的な食材が購入できます。また、日用品も日本と同じように買えるようになりました。しかし、野菜、卵等は自由市場の方が新鮮のようです。日本からの輸入品は全体的に高価です。


(2) 食堂の営業日・時間(中華・西洋・日本)


 露店は朝早くから営業しています。ホテル、飯店、酒店では朝食を食べることができます。昼食、夕食をとることに問題はありません。店も多く好きな中華料理を注文することができます。ただし、菜単(メニュー)が読めて、内容が分からないとどんなものが出てくるか分かりません。仲間と失敗を繰り返して覚えて行くことも中華料理を食べる楽しみだと思います。また地方色豊かな料理や、韓国料理や西洋料理など外国の料理店もあります。日本食の店も、和食、焼き鳥、居酒屋、回転寿司、スナック等たくさんありますが、中華料理に比べ割高です。


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2. 買い物


 市内には、外資系・現地系の大型スーパーがたくさんあるので、だいたいの食料品、生活用品はそろえることができます。また、家具屋・電機屋ともに大型の物がいくつもあるので、特殊な物でなければ、購入できます。


(1) 食料品


 日本食の場合は、一部の調味料や海の魚が少なく、あっても割高です。一般的に必要な食料品はほとんど天津で買うことができます。


・ 米:天津産のおいしい米が売っています。 割高ですが、あきたこまちなどの日本種も買えます。


・ パン:ホテル、スーパーマーケット、百貨店で売っています。


・ 肉類:豚肉、鳥肉、牛肉は売っています。輸入物、現地産のハム、ソーセージのパック入りも売っています。


・ 野菜:豊富な野菜が自由市場で売っています。現在は、近郊農家のハウス栽培が盛んになり、一年中手に入れることができます。だだし、ごぼうなどの一部の野菜はなかなか手に入りません。


・ 乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター、マーガリン等中国産を含めて売っています。


・ 果物:林檎、蜜柑、葡萄、桃、梨、柿、苺、西瓜、哈蜜瓜等年中季節の果物が売っています。秋になるとおいしい天津甘栗が安く食べられます。


・ 魚:売ってはいますが、日本の様にはいきません。特に刺し身等生で食べるときは高くつきます。貝類、蝦、蟹は豊富に有ります。アジの開きのような干物はありません。


・ 調味料:砂糖、塩、醤油、ケチャップ、マヨネーズ、味の素、牡蛎油、酢は中国製が豊富に売っています。割高ですが、味噌、醤油、酢は日本からの輸入品が良いと思います。


・ 菓子:チョコレート、ビスケット、クラッカー、スナック等輸入物、中国産ともに豊富です。ケーキやクッキーは、外資系ホテルで自家製のものを売っています。輸入品は、割高です。


・ 食用油:日本の輸入物もありますが、中国製のピーナッツ油、菜種油、胡麻油、オリーブ油がたくさん有ります。自由市場では計り売りもしています。


・ 嗜好品:煙草、酒、ビール、ウイスキー:スーパー、ホテル、中国の商店で輸入物、中国産ともに豊富に売っています。ビールは中国産アサヒ、サッポロ、キリンもあります。日本酒は天津で生産しており生酒も飲めます。コーヒー、紅茶、ココア等も、外国企業製品が自由に買えます。輸入品も有ります。


・ 飲料水:水道の水は石灰分が多く硬質なので飲めません。各部屋には飲水機があり、大きなボトルで水を配達してくれます。また、スーパーでは、世界各国のミネラルウォーターが売っています。


・ 乳幼児食品:粉ミルクは安いですが、粉ミルク、離乳食は日本から持って来たほうが安心です。


天津空港経済区の永輝スーパー

天津市空港経済開发区環河北路168号天津SMシティ1階

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天津大悦城盒马鲜生

天津市南開区南門外大街2号

盒马鲜生1.jpg    盒马鲜生2(1).jpg



(2) 生活用品(衣料、家具、雑貨)


①衣類


 天津の季節は内陸性気候で夏は非常に暑く、冬は極寒の日が続きます。春、秋は比較的短いため突然衣替えの必要がある場合も少なくありません。天津で購入できる衣類は最近かなり良くなり外国との合弁会社や輸出用に生産された衣類は、質もデザインも良いものがあります。有名ブランド品は日本と変わらない値段です。


 コート・スーツ・ブレザー・セーター・ブラウス・ワイシャツ・ズボン・スポーツ用品・下着・靴・ベルト・ハンドバッグ・子供用衣類・寝具類(羽布団)等全て購入することができます。

主な百貨店

店名
住所コメント
天津大悦城南開区南門外大街2-6号、地下鉄2号線鼓楼駅B出口から直行

天津大悦城は天津市最大のショッピングモールで、国際ブランドからローカルショップまで幅広く揃え、エンターテイメント施設や文化的な空間も併設する、ファッションと文化が融合する都市型商業施設です。天津大悦城では、無印良品や優衣庫をはじめとする日本人気ブランドが揃い、和食レストランや日本製雑貨も楽しめます。

天津恒隆広場天津市和平区興安路166号、地下鉄3号線和平路駅に隣接天津恒隆广场は中国最長の商業街「和平路金街」に位置する、国際ブランドから天津の伝統的な物産まで幅広く揃ったショッピングモールで、海河周辺の観光スポットにも近い便利な立地です。


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②家具・インテリア


 天津には大型家具店がかなり多く見受けられます。応接セットを始めとして、食堂テーブル、ベッド、衣類入れ等かなりのものは揃えることが出来ます。デザイン等あまり気にしなければ困ることはありません。



(3) 電気製品等天津で入手可能なもの


 テレビ、ビデオ、冷蔵庫、洗濯機等大型電気製品は、中国製でもかなり質のよいものがあり、それで十分使用できます。日本との合弁会社の製品もあり品質もかなり良いものがあります。日本製も売っていますが値段はかなり高いようです。ノートパソコン等は日本から持ってきたほうがよいと思います。


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京东mall内部2.jpeg    京东mall内部1.jpeg


 ただ、中国の放送・ビデオ類はPAL方式と言って、日本のNTSC方式とは違いますので気をつけてください。



(4) 電気製品の日本との規格の違い


 中国は日本と違って220V 50ヘルツです。日本の電気機器を天津で使うにはトランス(変圧器)が必要です。トランスは当地で購入できます。旅行等に使う場合の小型のトランスは手に入りません。

 コンセントのさし込みプラグは形状が何種類もあり、日本と同じものも、違うもの両方あります。コンセントの形が合わない場合は、こちらで「多形状対応コンセント」を購入できます。


3. 天津の交通事情


(1) 学校への通学


 天津日本人学校は
空港経済区中環東路95号拢翠広場10号楼にあります。次の3通りの通学方法が考えられます。(学校の立地から考えて、徒歩や公共交通機関での通学はむずかしいと思います。)


 第一は契約車通学です。
 第二はタクシー通学です。タクシーを月契約して送迎に使うことも可能です。
 第三は公寓(マンション・アパートなど)が提供しているバス通学です。



(2) 市内の交通機関


 天津市内の街への買い物、会合、食事は、公共バス、タクシー、地下鉄があります。


 バスは2元から乗れ、路線が市内を縦横無尽に走っているため、1~数回乗り換えればだいたいどこへでも行くことができます。ただし、乗車前にバス番号を把握しておく必要があるので上級者向けです。


 タクシーは、カローラクラスの車が中心で最初の3kmが13元、後は1kmごとに2.5元加算されます。燃料費高騰の煽りを受けて、支払い時にプラス1元されるようになりました。市内には、たくさんのタクシーが走っているので、簡単に乗ることができます。


 地下鉄は、現在1号線・2号線・3号線・4号線・5号線・6号線・9号線・10号線・11号線・津静線が開通しています。さらに、工事が進められています。

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(3) 北京空港、天津空港への交通


 天津に来るにはいくつかの方法があります。


 1つ目は成田空港→北京空港→天津の方法です。成田(羽田)ー北京間はJAL、ANA、CA等が毎日飛んでいます。

 北京空港→天津へは直通バスの利用ができます。空港を出て天津行きのバス停は空港を出て正面辺りにあります。バスの窓上に天津~北京の文字を書いてあります。天津は南京路国航大廈か天津天環客運駅に止まります。そこから学校まではタクシーが便利です。料金は北京空港から天津まで100元くらい、時間は2時間ほどかかります。

 北京空港へは上記のバスが朝5時半からよる10時半までに出ています。


 2つ目は、中部国際空港と天津が結ばれているので、JALが週に2便飛んでいます。空港は市内中心部から約20ギ口の距離です。空港に行くにはタクシーと地下鉄2号線が利用できます。タクシー料金は市の中心部から50元位、時間は40分位です。また、地下鉄2号線は、天津駅にも直結しています。


 さらに、天津からの関西行き便、東京羽田と成田便など日本との航空便が増えています。



(4) 天津から北京への交通


 北京へ行く場合、北京南駅ー天津駅間に新幹線(動車組・和諧号・复兴号)が開通しており、2等54.5元から1等88元で約30分の所要時間で移動できます。


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 列車の検索はこちらをクリックしてください

 https://www.12306.cn/index/index.html



(5) タクシー·網約车



    天津市のネット予約配車(網約车)は「滴滴出行」「曹操出行」「T3出行」が主流で、アプリから簡単に予約できます。利用時は車両ナンバーと運転手の照合が必須で、支払いは電子決済のみ対応しています。空港までの移動や深夜帯の利用はに便利で、荷物が多い場合は車種指定も可能です。初めての利用なら多言語対応の「滴滴出行」がおすすめですが、混雑時は複数アプリを併用すると成功率が上がります。


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(6) 公共バス


 2元~ ほとんどの路線バスは均一料金ですが、長距離を走る路線など、距離制が採用されているバスもあります。

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(7) 地下鉄


 2元からの距離制です。比較的物価の安い天津でも値段が上がり続けているので、今後はこうした運賃も値上がりしていくことが予想されます。


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4. 天津の社会状況、注意事項


(1) 治安状況及び注意事項

    

    天津は比較的治安が良く、安全性の高い都市とされる。ただし、いくつか注意すべき点がある。

    街中では流し営業のタクシーを利用した場合、不当な料金を請求されるケースがある。タクシーは配車アプリを通じて手配するのが望ましい。

    市内にはレンタルサイクルが多く設置され、外国人でも手軽に利用できる。ただし、日本とは交通ルールが異なるため、走行時には十分な注意が必要となる。

    中国における刑事事件の多くは窃盗や詐欺であり、近年は電子マネー決済の普及により現金を持ち歩く人が減少した一方で、電子詐欺が増加している。さらに、邦人が巻き込まれた事例として、何気なく撮影した写真が国家機密に関わるものとみなされ、逮捕されたケースも報告されている。


(2) 防犯対策


・ 貴重品は常に携帯し、不用意に置いたまま離れない。

・ 旅券や現金は一つの手荷物にまとめず、分散して持つ。

・ 現金は必要以上に持ち歩かない。

・ ホテルでは貴重品を必ず金庫に保管する。

・ タクシーは配車アプリを利用し、流し営業のタクシー利用は避ける。

・ 不用意に写真を撮影しない。

・ デモや人だかりに遭遇した場合は、速やかにその場を離れる。


5. 天津の医療・健康


(1) 医療制度

① 天津の医療制度・事情、日本語のできる医者の有無


 最近は、天津にも外国人専用窓口を持つ病院や、日本語を話す中国人医師のいる病院があり、だいたいのけが・病気は天津で診てもらうことができます。ただ、けがや病気の程度が重い場合は、北京の病院に行って診てもらったり、日本へ帰国して治療する場合もあります。


 天津では、龍頭クリニック、ユナイテッドファミリー病院、ラッフルズクリニックに、医療通訳が常駐しています。


天津の外国人受付のある病院は、どこも海外旅行保険に対応しています。


天津の病院


病院名
専門
日本語
住所・電話
受付時間
天津龍頭クリニック総合

九河診療所

2460-4996

2455-7928
河東区衛国道140号

火~土

9:00~17:00


日・月休み

天津ユナイテッド

ファミリー 医院

小児科

河西区潭江道天瀟园22号

5856-8500
緊急4008-919191
5856-8555
136-2218-1757
(日本語直通)

外来

8:30~17:30


救急

24時間対応

ラッフルズクリニック

内外科
小児科
婦人科

2352-0143
河西区柴金山路

燕園国際酒店公寓底商
4008-188-033
(日本語受付)

月~金
9:00~18:00

9:00~13:00
天津第一中心病院総合
不可
2362-6359
内線20408(外賓受付)
天津市南開区西康路

月~土
8:00~11:30
14:00~17:00

救急外来可
外賓問診の受付は一般受付横。

天津中医学院

第一附属病院

総合
不明

2743-2236
対外連絡弁公室へ取り次ぐ。

天津市南開区

鞍山西道314号

月~金
8:00~11:30
14:00~16:00

救急外来可
外賓問診は一階貴賓診療室

未来総合クリニック総合歯科  可

130-0220-0027

(日本語可)

南開区賓水西道時代奥城酒店公寓18号楼1-2F

8:30~18:00
児童病院小児科
不可
2335-1118
和平区馬場道225号

8:00~12:00
13:30~17:30

救急外来可
月曜~日曜・受付は一般と同じ




②天津で病気かかった場合の対応




  病気になったときは、日本語対応の医療機関へかかるか、中国語の出来る人と一緒に行ってもらうことが大事です。治療の内容によっては「天津の病院か」「日本の病院か」を医師と相談し早めに決めた方がよいでしょう。

    

 歯の治療は、天津でも未来総合クリニック(日本語可)で治療することもできます。しかし、できる限り出国前に治療してくることをおすすめします。


 普段、医師から処方されている薬は、医師と相談して、持参するか、家族の方に送ってもらうようにしておいてください。手術を必要とする場合は、医師と相談し天津で行うか、帰国するか決める必要があります。




③天津で生活する上で必要な予防接種




 子ども(麻疹、ポリオ、DPT(三種混合)、BCG)

 成人(破傷風、A・B型肝炎)

 ※以上は日本で接種して来た方が安心です。

  天津で接種できる病院を探すのは大変です。



天津で出産の可能性について




    天津は、日本と比較的近い位置にあるので、帰国して出産される方が多いです。出産可能な日本語が通じる病院もありますが、保険が使えない可能性があるため、高額です。現地の病院での出産も可能ですが、言葉の問題上、出産育児に関する習慣や考え方の違いもあるので、初産の場合は帰国して出産した方が安心です。